この前は「骨を鍛えるため歩こう」を書きましたが、今回は自分の経験から得た靴を選ぶポイントとして靴底(アウトソール)について書きます。
ハイキングシューズや登山靴などを選ぶときにも役立つポイントと思います。
頸椎を痛めてから距離をとったのですが、独身時代に山岳会に入っており、夏は日本アルプスを縦走したり、冬はスキー、オールシーズンとしてはフリークライミング、たまにソロでバックパック担いでバックパッカーなんかもしてました。
履き物に関しては、当たり外れを引いたり、あれでもないこれでもないと色々履き比べたり、一度しか履かなかったものもあります。情報社会となった今ではネットで検索すれば色々出てきますが、当時は履いてみて初めてわかることばかりでした。
今にして思うと、もったいないことをしてましたね。
そこで今回は、私の経験から靴を選ぶときに注意して確認しているポイントをお伝えできればと思います。
私は、気になる靴を見つけた時、まず一番初めに確認するのは靴底(アウトソール)の硬さです。特に歩く時を目的にする時は、必ずと言っていいほど硬さをチェックしていますので、今回は靴底の硬さを見ていきたいと思います。
大まかな3種類の靴底の硬さ
靴底の硬さからみた靴の種類は、どんなものがあるか表にまとめてみました。
硬さ | 靴底 | シチュエーション | 靴の種類 |
硬い | ソールが厚く曲らない | 重荷を担いで岩稜を歩く | 重登山靴 |
中間の硬さ | ソールが適度に曲がる |
日帰り登山 不安定な岩道 |
軽登山靴 ウォーキングシューズ |
柔らかい | ソールがよく曲がる |
舗装された街中 ショッピングモール |
スニーカー |
硬さの見方
下の画像の様に、靴の先と踵部を人差し指から小指で持ち、親指を土踏まず当たりにつけ、靴底を反らす様に押してあげます。
靴の形から下の画像を逆の方向には、大体の靴は曲ります。特に指先の付け根側は曲ります。
こちらは息子の陸上トラック競技用シューズなので少し特殊ですが、曲りにくいというイメージは伝わったかと。
こちらは私が街中や普段履いているお気に入りのスニーカーです。柔らかいイメージが伝わったかと。
中間の硬さは、2枚の写真の間くらいの反りですが、どちらかというと、息子のシューズ寄りになります。
なぜウォーキングシューズは中間の硬さがいいの?
中間の硬さがよい理由は、表でも書いていますが、硬いものほど靴底が曲りにくくなります。曲りにくいものは靴底の変形が少なくなるため、足がブレにくく安定し、足首や膝関節への負担が軽減されますが、硬すぎると、クッション性が少なくなり、逆に膝関節に負担がでる場合があり、硬すぎる靴底のものは、ウォーキングには向かないです。
また柔らかいのはダメというわけではないですが、ウォーキングシューズは機能シューズですので、足底を安定させ、足首や膝への負担を軽減して歩くことを目的としたものが多く、特にO脚の方、歩く癖がある方は、矯正してあげて、歩くほうが断然楽に歩くことができます。
そのため、ぐらつきを抑え、クッション性を損なわせず、適度に曲る中間の硬さが、ウォーキングシューズには適しています。
最後に
普段意識していない靴底の硬さですが、長い時間歩いていて足が疲れる場合などは、靴底の硬さを見直してみてはいかがでしょう?
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。